肌トラブルのない健康で美しい肌

肌(皮膚)は最大の臓器

私たちの体は、頭のてっぺんから足の先まで肌で覆われています。普段あまり意識することはないかもしれませんが、肌は最も重要な「臓器」の一つなのです。体の大きさにもよりますが、大人の肌の総面積は約1.6平方メートルで、この面積は、人間の体の臓器の中で最も大きな値です。

肌は大きく3つの部分に分かれています。肌を外から見た場合、表面から順番に「表皮」「真皮」「皮下組織」となります。

角質層は、体を保護したり、水分を保持したりする役割を担っています。真皮は非常に強靭な部位で、肌のハリや弾力を保つ役割を担っています。さらに真皮は、触覚として痛みを感知しますし、体温を一定に保つセンサーとしても機能したりします。皮下組織はクッションのような役割をしており、保温したり、衝撃を柔らかく吸収してくれたりします。

肌トラブルは皮膚科に相談

肌を美しくするには、スキンケアや化粧品よりも第一に「健康的な肌」であることが必要です。ぶつぶつやかゆみ、赤みなどの肌トラブルがある場合、素人考えでのスキンケアを続けていると、肌トラブルを改善するどころか悪化させてしまう可能性があります。

また、肌の状態は内臓のSOSである場合もあります。内臓とは違い、肌は自分の目で自身の状態を確認することができます。顔だけでなく、全身の肌の赤みやぶつぶつ、腫れ、かゆみ、痛みなどがないかチェックする習慣付けは大切です。

肌状態を改善することだけでなく、健康管理のひとつの手段としても、肌トラブルがあれば、皮膚科を受診して適切な診断を受けることをお勧めします。

肌の役割のまとめ

表皮は肌の一番外側に位置しています。大きく分けて「皮下組織」「真皮」「角質層」の3層に分かれていて、皮膚の奥側から少しずつ新しい細胞が生まれ、成熟し、やがて死滅して「角質細胞」となり、表皮を覆う「角質層」になります。

角質層の主な働きは、肌の水分を保つことと、体を守ることです。角質層には、保湿成分(天然保湿因子など)や油分が含まれています。これらは、肌の潤いを保ったり、肌荒れを防いだりする役割を担っています。

体を守るために、角質層には「角質細胞」と呼ばれる死滅した細胞がレンガ状に並んでバリアを形成しており、ウイルスや細菌などの異物や物理的な刺激から体を守ってくれます。角質層とは別の話になりますが、皮下組織は外部からの衝撃を緩衝するクッションの役割を担っています。

真皮の役割は大きく分けて3つあります。それは「肌のキメや弾力を保つ」「センサーとして触覚・痛覚を感じる」「体温を一定に保つ」ということです。

真皮はエラスチンやコラーゲンなどの繊維状タンパク質で構成されており、その隙間を埋めるのが間質(ヒアルロン酸など)です。真皮の構造は非常に強靭で、肌のハリや弾力に大きく貢献してくれます。

真皮には、触覚や痛み、温度を感じる神経が神経ネットワークとして網の目のように広がっています。これらの神経ネットワークは、様々な感覚を捉えるセンサーとして機能してくれます。

真皮にはエクリン汗腺と呼ばれる器官があります。この器官は体温を一定に保ち、体温の上昇を防ぐために汗を分泌しています。真筆は別の話になりますが、皮下組織は脂肪から構成されていて、これらの脂肪が保温機能を発揮し、体温を下がり過ぎないように調整してくれているのです。

美容資格ライター