美容ライティング

美容や健康にまつわるトピックをチョイスして、感ずるところをスキンケアアドバイザーの視点から、率直、且つ、忖度なしに書き下します。

今回は、脱毛、除毛、抜毛、剃毛などの「ムダ毛処理」がテーマです。

担当ライター(スキンケアアドバイザー)

美容資格スキンケアアドバイザー 工学博士(Ph.D) 中浜数理(Kazumichi Nakahama)

美容レポート

最近では男性でもボディケアの一環としてムダ毛処理(脱毛・除毛・抜毛・剃毛)することが一般的になりつつあります。美容皮膚科やエステティックサロンで脱毛する場合は、店舗毎に指示されるアフターケアに従えば安全(と信じたい)です。

とはいえ、特に男性の場合、こういった専門機関に通うことに抵抗を感じる人も多いと思います。そこで、セルフケアでムダ毛処理する人に向けた、脱毛・除毛・剃毛の方法論とアフターケアを解説します。

ムダ毛処理の意外なリスク

ムダ毛処理は、単なる「作業」と軽んじられることもありますが、実はとてつもなく肌負担を強いるボディケアです。

例えば、毛嚢炎(毛穴に炎症を生じたり膿んだりすること)や炎症性色素沈着(毛嚢炎がシミに変化すること)、埋没毛(毛穴が傷つき塞がれて、次に生えてきた毛が毛穴に閉じ込められること)、瘢痕化(皮膚が硬化し、肌のヨレや毛穴のボツボツが目立つこと)などの症例は有名です。

このような「ムダ毛処理に関連する肌トラブル」は事例がとても多く、たった1回の何気ない脱毛が、何年も癒えない傷になってしまうこともあるため要注意です。

ムダ毛処理の種類

セルフケアのムダ毛処理は、「溶かす」「抜く」「剃る」の3パターンに大別されます。

「溶かす(除毛)」は、チオグリコール酸(除毛クリームの主成分)を使用して、毛を構成するケラチンというタンパク質を溶かしてしまう方法です。

「抜く」は、文字通り毛を引きちぎる方法です。毛抜きやテープ脱毛、ワックス脱毛、電気式脱毛機などが該当します。

「剃る」は電気カミソリや安全カミソリを用いて剃毛する方法です。

低リスクなムダ毛処理の方法は?

ムダ毛処理の3パターン「溶かす」「抜く」「剃る」は肌負担の大きい順に並べています。

何となく肌に優しそうな印象の除毛クリームは、肌の角質層を傷つけて、肌バリアを損ねます。毛も角質層も同じ種類のタンパク質(ケラチン)からできており、チオグリコール酸に両方ともが溶かされてしまうのです。

ムダ毛を「抜く(抜毛)」リスクを解説します。

体毛は、毛根にある毛母細胞(生きた細胞です!)から作られます。毛母細胞は、皮膚の深部、具体的には真皮層と皮下組織の境目辺りに存在します。体毛を「剥く(引きちぎる)」という行為は、毛母細胞に強いストレスを加えるだけでなく、皮膚の深部に直接ダメージを与えてしまうのです。

剃毛(剃る)も角質層を傷つけます。

ただし肌の受けるダメージは、「溶かす(除毛)」「抜く(抜毛)」と比較してはるかに軽く、セルフケアの脱毛の中では最も低リスクです。このため、私の「推し」は断然に剃毛です。

ムダ毛処理(脱毛・除毛・抜毛・剃毛)

剃毛のポイント

剃毛で肌負担を最小限にするためのポイントを解説します。

道具は、電気カミソリでも安全カミソリでも、扱い慣れているものを選択してOKです。ただし、安全カミソリを用いる場合、次の点に留意します。

ひとつは、切れ味の良い剃刀を使うことです。一般に、使い捨てカミソリよりも替え刃タイプの剃刀の方が刃質に優れるためお薦めです。但し、替え刃タイプの剃刀は、切れ味が落ちる前にこまめに刃の交換が必要です。傷んだ刃は肌を傷つける原因になるからです。

両腕と両足をひと通り剃り終えたくらいが、刃の交換タイミングの目安です。

レッツトライ!

道具立てが揃ったら、剃毛の練習です。

ムダ毛処理のタイミングは、お風呂上りがお薦めです。理由は、しっかり洗った後の肌には雑菌が少なく、剃毛で傷ついた皮膚に細菌が侵入するのを防ぐことができるからです。また、入浴後の体毛は、温まって柔らかくなっており、剃毛しやすいことも理由の1つです。

剃毛は力を抜いてリラックスして行います。剃刀の刃を肌に押し付けたりせず、肌表面に刃を軽く添えるイメージで、滑らせるように剃り上げます。

剃毛後の肌は、大なり小なり傷ついて火照った状態のため、肌を冷やして炎症をしずめます。その後、低刺激タイプの保湿用ボディローションで整肌すれば完了です。ボディローションは、あらかじめ冷蔵庫などで冷やしてから用いると、クーリングと整肌を一度にできてお薦めです。何より「ひやっと感」が気持ちいい!

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科学とエステティックの両面から「流行り廃りのない」本質的なスキンケアを啓蒙します。また、美容ビジネスや健康ビジネスのオカルト的側面や非科学、未科学を排することを目指します。講演会、個別指導、コスメ開発、美容商品のマーケティングなども受託します。

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